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女性器の形は複雑で、粘膜に覆われた膣内部から絶えず分泌物があるなど、男性よりも多くの気にすべき点があります。臭いの傾向も、男性のそれとは違っているようです。
女性器のニオイの原因として最も多いのは、やはりオリモノによるものです。男性の体からはオリモノは出ないわけですし、彼らの嗅覚からすれば、やはり嗅いだことのないニオイ=悪臭として感じ取られかねないものでしょう。でも、だからといって嫌悪するのではなく、正しい知識を持って正しく対処できるようになることが大切です。
それから、尿道も内部にあるため、アンモニア臭もこもりやすい傾向にあります。加えて、主に性交時に分泌されるパルトリン腺液(愛液)の存在。さらには、男性にもある恥垢も陰核を包む包皮内部や小陰唇の外部、つまり大陰唇との間の窪み部位によく発生します。さらに忘れてはいけないのが月経。血のニオイもありますし、また肛門にも近いため、排泄物のニオイがつきやすい傾向にあります。
このように、女性器のニオイの悩みは複雑なものなのです。とはいえ、やはり臭いの程度は軽く留めたいものですよね。
一般的に、女性器のニオイは以下のようなパターンに分類されるようです。
●汗と分泌物が混ざったニオイ
汗によるところが多く、これが膣の分泌物と混ざる事で発生するものです。すえた臭い、といってもいいでしょう。
●発酵した食べ物(チーズ)のようなニオイ
これは主に恥垢やオリモノが溜まり、腐ったようなツンと棘のあるニオイになるものです。よく洗っていないか、もしくは溜まりやすい体質にあるかでしょう。
●生ぐさいニオイ
生理時によくあるニオイです。やはり血の影響でしょう。
●それ以外のニオイ
種類こそ様々ですが、共通した原因は分泌物によるものです。オリモノ、放置された恥垢、スソワキガなどが挙げられます。
あまり聞き覚えのないものかもしれませんが、スソワキガとは、別名マンガと呼ばれています。アポクリン汗腺から分泌される汗がバクテリアに分解され、発するニオイのことで、女性器以外にも乳輪やヘソ周りなどから臭うこともあります。一般に言う腋臭(ワキガ)とはわきの下のニオイのことですが、同じシステムで女性のデリケートな部位に発せられるものは、スソワキガ。このように区別されています。
主にオリモノにその臭いがあらわれる女性特有の悩みですが、そもそもオリモノとは、体が健康であれば無色無臭のもの。膣内に溜まった老廃した内壁などがはげ落ち、体外に排出されるもので、本来は悪いものではありません。しかしそれが、膣内や子宮内に雑菌などが侵入することで炎症を引き起こし、その自衛反応として、老廃物と一緒になって排出されるのです。その際にニオイや色がつく、量が増えるなどの変化が認められます。
そして、こうしたオリモノの変化は、性病のサインである可能性があります。また子宮内膜症、子宮筋腫などの病気にかかっている場合、オリモノに血が混じることもあるようです。もし、オリモノに異常を感じたなら、産婦人科やウィメンズクリニックなど専門家に相談をしましょう。